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指揮者 秋山和慶氏の訃報に接し

2025年1月26日、指揮者の秋山和慶氏が肺炎により逝去されました。

秋山和慶氏は、小澤征爾総監督と共に、偉大な教育者である齋藤秀雄氏に師事し、その教えを深く受け継ぎました。そして、師の没後10年にあたる1984年9月には、兄弟子の小澤征爾と共に呼びかけを行い、師の教えを受け世界各地で活躍している100名を超える音楽家たちを集め、メモリアルコンサートを開催。そのコンサートが、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の創設へと繋がり、今日のセイジ・オザワ 松本フェスティバル(旧サイトウ・キネン・フェスティバル松本)の礎となっています。

1984年の齋藤秀雄メモリアルコンサートののち、SKOとは、1987年、1989年のヨーロッパツアー、(1993年にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本でサイトウ・キネン・オーケストラ 管楽アンサンブルと共演)、2004年の「齋藤秀雄メモリアルコンサート」で共演。2018年に14年ぶりにSKO指揮し、イベール、ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンスのフレンチ・プログラムを指揮したのが最後の共演となりました。

秋山氏のクラシック界への多大な献身に心からの感謝とともに、深い哀悼の意を表します。

セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会

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2018セイジ・オザワ 松本フェスティバル オーケストラ コンサート Bプログラム
2018年8月31日 長野県松本文化会館(キッセイ文化ホール)