2024セイジ・オザワ 松本フェスティバル閉幕!2025年は8月10日~9月9日開催!
2024年セイジ・オザワ 松本フェスティバルは、8月9日(金)から9月4日(水)までの27日間にわたり、有料公演8プログラム11公演を開催し、9月4日(水)キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)での「子どものための音楽会」をもって、閉幕いたしました。
開幕を飾った「OMF室内楽勉強会〜木管アンサンブル〜」を皮切りに、結成40年を迎えたサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が底力を見せた沖澤のどか(OMF首席客演指揮者)、下野竜也、ラデク・バボラークとのオーケストラ コンサート、レジェンドメンバーやSKOのメンバーらが珠玉のアンサンブルを披露した3つの「ふれあいコンサート」に、村上寿昭とSKOコーチ陣が小澤征爾音楽塾オーケストラを見事に導き、実力派歌手陣たちと物語を紡いだOMFオペラなど、「全ての公演を小澤征爾総監督に捧げる」と合言葉に掲げた今年のフェスティバル。有料公演には合計約13,500名のお客様にご来場いただきました。
また、1992年の第1回から続くフェスティバルを歓迎する恒例の吹奏楽パレードと合同演奏会には、今年は46団体・約1,800名が参加。さらに、小澤総監督の情熱で続けられている長野県内の小学6年生、中学1年生を対象にした村上寿昭指揮による「子どものためのオペラ」や、カール・セント=クレア指揮による「子どものための音楽会」では、1万人を超える子どもたちに音楽体験を提供することができました。
小澤総監督の功績を称える記念事業として、大きな反響を呼んだ「小澤征爾総監督 感謝の会」やその他の記念イベントも開催されました。9月1日に行われた特別イベント「小澤征爾の日」では、フェスティバルバンド、市民合唱(大人・児童)、小澤征爾音楽塾オーケストラなど、総勢約500名が参加し、コンサート後には280発の華やかな花火が打ち上げられ、総監督の誕生日を盛大に祝いました。さらに、松本市立博物館・松本市美術館での記念展示、街中に掲げられたメモリアルフラッグやメッセージボード、各公演会場のライトアップなど、街が一体となって30年以上にわたり「楽都 松本」を牽引してきた小澤氏への感謝の気持ちを表す特別なフェスティバルとなりました。
多くの皆さまと共に、小澤征爾総監督の生涯を祝福し、その精神を受け継ぐ音楽を共有する時間を持てましたことを感謝申し上げます。また、フェスティバルを支えてくださったボランティアスタッフ、協賛各社および関係者の皆さまにも、心からの御礼を申し上げます。
また来年、お目にかかれますことを楽しみにしております。
2025年のセイジ・オザワ 松本フェスティバルは、8月10日〜9月9日に開催予定。OMF首席客演指揮者 沖澤のどかがベンジャミン・ブリテン作曲のオペラ《夏の夜の夢》に挑みます。本公演の演出は、《利口な女狐の物語》(2008年)、《子どもと魔法》《スペインの時》(2013年)、《フィガロの結婚》(2022年)などを手掛けてきた名演出家、ロラン・ペリーが担当します。《フィガロの結婚》で高い評価を得た沖澤のどかとロラン・ペリーが再びタッグを組み、サイトウ・キネン・オーケストラと共にお届けする3年ぶりのオペラ公演は、見逃せない公演となるに違いありません。
このほかにも、オーケストラ コンサート、ふれあいコンサート、「子どものためのオペラ」、「子どものための音楽会」、室内楽勉強会など、多彩なプログラムを予定しております。公演日時やプログラムの詳細は後日発表いたします。
2025年2月開催「サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル」全国ツアーの詳細はこちら