デュトワ×SKO 3年ぶりのオーケスト ラコンサートにスタンディングオベーション!
「サイトウ・キネン・オーケストラと演奏するなら、『春の祭典』をやりたい」とマエストロ・デュトワから来たのが数年前のこと。本来ならば2021年の公演で演奏するはずでしたが、105人という大編成を去年の段階で組むことはできず、ついに今年、念願の競演が叶いました。
開演前から場内には期待感が充満し、26日の大成功の噂を聞きつけて当日券に並ぶ人も多数。そして15時、30年前と同様、宮田まゆみさんの笙による「セレモニアル」で、この夏最後のオーケストラ公演の幕が開きました。
各セクションの強弱の調整から、細かいボウイングの指示まで綿密にリハーサルを重ねたドビュッシー。最後、コンサートマスターを務めた矢部達哉さんに力強く握手していたMo.デュトワの姿が印象的でした。そして、待望の「春の祭典」。デュトワ&SKOが一体になり、鬼気迫る迫力で約35分にわたる名作を走り抜きました。
何度も続いたカーテンコールの後、ラストはオケコン最終日恒例の県花りんどうを手にステージに現れたデュトワさんとSKOメンバー。マスク越しとはなりましたが、メンバー皆さんの嬉しそうな表情、そして、客席からの熱烈で温かい拍手が、今日の公演の成功を物語っていたかと思います。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました! 大型公演はこれが最後ですが、29日と9月1日にはふれあいコンサートが、そして、11月には30周年特別公演が控えています。また皆様とお会いできるのを楽しみにしています!