オーケストラ コンサートBプログラム YouTubeで全世界無料配信決定!
2021セイジ・オザワ 松本フェスティバルで9月3日(金)と9月5日(日)に開催予定でしたオーケストラ コンサートBプログラムを収録した映像をYouTubeで全世界無料配信することが決定いたしました。
SKOのメンバーたちにとって、松本で演奏することは特別な意味があります。これまでフェスティバルを支えてきて下さったすべてのSKOメンバーが、その意味と意義を胸に抱いています。一人一人が、来年30周年の節目を迎える松本でのフェスティバルを創り上げ、その特別な音楽を紡いできてくださいました。
8月24日に発表したフェスティバルの開催中止は、総監督を筆頭に、出演者、関係者、スタッフ全員にとって大きな痛みを伴う決断でした。小澤総監督とSKOは、演奏をすべて中止にするのではなく、1度でも良いのでSKOとして集まり、一緒に音を出したい。その音を記録してお客さまにお届けし、ひとりでも多くの方に、暗雲の向こうにあるだろうひかりを感じていただきたいーー大変になってしまった今の世界で、それこそが音楽家ができることなのではないか、と考えました。
そこで、無観客演奏の収録・配信という形を検討し、この度詳細を発表させて頂きます。
ラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキーと、名匠シャルル・デュトワが得意とするレパートリーが贅沢に並んだプログラムは、チケット発売前から多くのお客様から楽しみにされ、期待を集めてきた公演でした。
小澤総監督とマエストロ・デュトワの関係は、総監督がボストン交響楽団(BSO)の音楽監督を務めていた時代までさかのぼります。デュトワ氏の音楽性を高く評価していた総監督は、BSOの客演に度々デュトワ氏を招き、その音楽づくりを称賛するとともに、音楽家としての親交を深めてきました。今回のSKOとの共演について、「セイジの音作りは近くで見て来たのでよく知っています。SKOの音を聴くと、まさにセイジそのものと感じます。指揮をするのがとても楽しみです」と語ったデュトワ氏。無観客での演奏収録という異例の形態となっても、来松し、指揮をすることを「セイジのためなら」と快諾してくださいました。
指揮者・出演者全員が、3日に一度のPCR検査を実施し体調管理に努めるほか、在松中の行動においてもコロナ対策に万全を期します。
まさに黄金プログラムとも呼べる公演を締めくくるのは、没後50年のアニバーサリーイヤーでもある、ストラヴィンスキーの「バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)」。総監督もデュトワ氏も親交があった偉大な作曲家ストラヴィンスキーの代表作を、SKOと共に松本で奏でることは、音楽的にも非常に意義がある公演となるでしょう。
本公演は、下記の内容にて2日限りの限定配信の予定です。配信は、元々公演を予定していた9月3日(金)19時~、9月5日(日)15時~の2回のみです。収録映像のアーカイブ配信は、10月以降に改めて行う予定です。
完売公演を無料配信という前代未聞の決定となりましたが、フェスティバルを楽しみにしてくださっていたすべてのお客様にSKOの音を届けたいという想いから実施となりました。ぜひ多くの方にご覧いただければ幸いです。
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
収録会場:キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
収録日:2021年9月3日(金) 15時~
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ドビュッシー:《海》~3つの交響的スケッチ~
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
視聴URL:
9月3日(金):https://www.youtube.com/watch?v=4_9XgXxzaTw
9月5日(日):https://www.youtube.com/watch?v=I1FXo3Lptj4
※ユニバーサル ミュージック公式YouTubeチャンネルで配信
※公演時間:約2時間を予定
公演時間:約2時間を予定
※現在予定している配信は上記の2回のみです。アーカイブ配信については、後日詳細をご案内いたします。
※アーカイブ配信について※
10月(日時未定)より有料配信予定。詳細は後日発表。