小澤征爾総監督が指揮するベートヴェン“135”に、鳴り止まぬスタンディングオベーション!
松本市のザ・ハーモニーホールで開催された開幕二日目の公演 ふれあいコンサートI。小澤征爾総監督が2005年に立ち上げた若手弦楽奏者の教育プログラム“小澤征爾スイス国際アカデミー”のメンバーが出演し、4組が弦楽四重奏曲を、1組が弦楽八重奏曲を演奏しました。
最後2曲は、講師を務めるSKOのチェリスト原田禎夫と、奥志賀室内楽勉強会OBのSKOメンバー5名も加わり、メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲作品20(第1楽章)と、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番作品135(第3楽章)を弦楽合奏で演奏。昨日の会見でしきりに「指揮したいです」と話していた小澤総監督もサプライズで指揮台に立ちました。
ベートーヴェンの演奏は約10分。その一瞬たりとも見逃さない、聞き逃さないというお客さんが発するエネルギー、若手演奏家と指揮者が一緒に合わせようとする呼吸。
ホールには特別な時間が流れ、約600名の観客のスタンディングオベーションは鳴り止みませんでした。