News / Jul, 2019
ニュース / 2019年7月

オペラ チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」 出演者変更のお知らせ

 8月20日(火)、22日(木)、24日(土)に公演予定のオペラ チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」で、エフゲニー・オネーギン役で出演予定だったバリトン歌手 マリウシュ・クヴィエチェンが、膝の怪我のため降板することとなりました。
 
 クヴィエチェン氏は7月5日のバイエルン国立歌劇場(ドイツ)でオペラ モーツァルト「フィガロの結婚」に出演した際、公演中に膝を負傷。7月16日に手術をしましたが、医師の診断の結果、数週間の療養が必要となり、8月7日(水)に予定していたOMFへの来日、およびそれ以降のリハーサル・公演が叶わないこととなり、本オペラ公演への出演を断念するという決断に至りました。クヴィエチェン氏の出演を楽しみにしてくださっていた皆様には、大変申し訳ありません。

 クヴィエチェン氏に代わり、トルコ出身のバリトン歌手 レヴァント・バキルチ氏が出演いたします。バキルチ氏は、2018年にルイージ・タッラピッコラ「囚われの人」のタイトルロールで、フィレンツェ五月音楽祭にデビュー。今年も同音楽祭に出演し、ファビオ・ルイージの指揮で、アリベルト・ライマン「リア」のグロスター伯爵を歌っており、さらに2020年も同音楽祭で、ズービン・メータ指揮「フィデリオ」ピツァロを歌います。ルイージ氏も太鼓判を押す期待の新星歌手の活躍を、ぜひご期待ください

レヴァント・バキルチのプロフィールはこちらをご覧ください


【変更公演】
オペラ チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」
 8月20日(火) 開演 18:30
 8月22日(木) 開演 15:00
 8月24日(土) 開演 15:00
 まつもと市民芸術館・主ホール
 
(変更前)エフゲニー・オネーギン:マリウシュ・クヴィエチェン
(変更後)エフゲニー・オネーギン:レヴァント・バキルチ

演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ファビオ・ルイージ

※上記の変更によるチケットのキャンセルや金額変更はございません。

世界的トランペット奏者 ガボール・タルケヴィによる 楽器クリニック開催決定!

 サイトウ・キネン・オーケストラ メンバーが地元の学生たちを対象に、例年行ってきたオープンイベントのひとつ 楽器クリニック。一流の奏者たちから丁寧に楽器の基礎やコツを教えてもらえると人気のイベントに、世界的トランペット奏者 ガボール・タルケヴィの参加が決定しました! 
 開催するのは、地元の小・中・高校生を対象としたトランペットクリニックグループレッスン。クリニックの後には、小澤征爾音楽塾オーケストラのトランペット奏者2名の受講によるマスタークラスを行います。クリニック、レッスン、マスタークラスの様子は、一般の皆様にも公開いたします!
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を2005年から務める、トップクラスのトランペット奏者であるタルケヴィ氏によるレッスンは、参加者にとってまたとない貴重な経験となることでしょう。また、マスタークラスの様子は吹奏楽を教える教師・講師の方々にも魅力的な内容となります。聴講は一般の方もお入りいただけます。ぜひご来場ください。


トランペットクリニック&公開マスタークラス

日時:8月20日(火) 13時30分~15時30分頃まで(予定)
内容:①トランペットクリニック グループレッスン ※定員30名程度(対象:松本吹奏楽協会加盟の小中高校生のトランペット奏者)
   ②小澤征爾音楽塾オーケストラ トランペット奏者2名の受講による公開マスタークラス
  ※①・②共通で日本語通訳が入ります。

会場:ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)

受講料:無料。①・②の様子は一般公開も致します。

①・②の聴講ご希望の方:13時から開場(途中入退場可)。全席自由席。事前お申込みなどは不要です。


ガボール・タルケヴィ Gábor Tarkövi
1969年ハンガリーのエステルゴムで音楽家の家系に生まれる。ベルリン交響楽団ソロ奏者、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管首席、バイエルン放送交響楽団ソロ奏者を経て、2005年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。2018年よりベルリン芸術大学教授。オーケストラ活動に加え、ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテットなどの室内楽も定期的に演奏している。
フェスティバルには、2007年(当時:サイトウ・キネン・フェスティバル松本)から出演。本年のセイジ・オザワ 松本フェスティバルには、オーケストラ コンサート Aプログラムに出演します。

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今年のOMF予習はココで決まり! 爆音映画祭で「幻想」と「巨人」上映

8月3日(土)にパルテノン多摩にて開催される爆音上映で、小澤征爾×SKOの「幻想」と「巨人」が上映されます!
開館以来、長きにわたりパルテノン多摩大ホールに出演してきた小澤総監督。2007年SKFで公演された、ベルリオーズ「幻想」と、2008年SKFでのマーラー「巨人」の演奏映像を、大スクリーン&爆音でご覧いただけます。
「巨人」と言えば、今年のオーケストラ コンサートAプログラムで、ファビオ・ルイージが指揮を務める1曲。2019OMFの予習としてはバッチリのタイミングです、ぜひご覧ください!チケットは発売中。

<爆音上映 in パルテノン多摩 Vol.4>
『幻想』&『巨人』~小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ~
8月3日(土) 12:30~、15:15~(1日2回上映)

イベント詳細・チケットご購入はこちら

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松本&銀座 プレ・イベントご来場頂きありがとうございました!

7月1週目の週末、松本市と東京 銀座で2019OMFプレ・イベントを開催しました。

7月6日(土)は、松本市中心部にある信毎メディアガーデンで、歌とピアノのミニ・コンサートを2回開催。
今年のオペラ「エフゲニー・オネーギン」でカヴァーキャストを務めるバリトン歌手 大西宇宙さんと、SKOピアノ奏者 小林万里子さんは「エフゲニー・オネーギン」から2曲を演奏。主人公オネーギンのことを「若くてニヒルなキャラクター。いわゆる中二病のような性格で、いつも感情移入しながら演じています」と話した大西さんは、歌の合間に作品をわかりやすく解説。約250名のお客様に、「オネーギン」の世界を一足早く味わっていただきました。

翌7日は、4年目となった銀座NAGANOでのプレ・イベント。サイトウ・キネン・オーケストラから、会田莉凡さんと瀧本麻衣子さんにお越しいただき、ヴァイオリンとヴィオラによる演奏会を開催しました。
午前中はお子様向け、午後は大人向けに行われましたが、実はプログラム内容はほぼ同様。小さなお子様に向けての演奏会でもお二人の気合はバッチリで、その真っすぐで真剣な音に、子供たちも集中を切らすことなく耳をそばだてていました。後から聞くと「お客様が子供でも、演奏側が真剣に音を届ければ必ず届く。これこそ、小澤さんから教えてもらったこと」と会田さん。迫力のデュオ演奏が、銀座の街に響きました。

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