News / Apr, 2019
ニュース / 2019年4月

2019OMFリーフレット完成! 総監督からのメッセージも!

2019年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル リーフレットが完成しました!

8つの有料プログラムの他、オープンイベントや教育プログラム、サイトウ・キネン・オーケストラ メンバーリスト(4月28日現在)、座席図も掲載されています。ぜひご覧ください!
(リーフレットに掲載されているチケット・インフォメーション・ダイヤルは5月9日(木)10時~開設予定です)

2019OMFリーフレットはこちら(PDF)


小澤征爾総監督 メッセージ

サイトウ・キネン・オーケストラが松本に腰を据えて音楽祭をはじめて、今年で28年目になります。
長いこと続けていると、東京で電車に乗ったり、道を歩いていると見知らぬ立派な若者から声をかけられて「昔、松本の体育 館やお城で小澤さんの指揮で歌ったり演奏しました。」なんて言ってもらえたり、僕の指揮したオペラに児童合唱で出ていた子なんかが、今はプロで頑張ってたりするようなことがあって、そんなときは、この上なく幸せな 気持ちになって、蒔いたタネが少しずつ実ってることを感じます。
今年は、ファビオ(ルイージ)が久しぶりのオペラを指揮してくれるのも嬉しいですし、僕たちの大の仲間のラ デク(バボラーク)が松本ではじめて指揮してくれることもすごく楽しみ、すっかり馴染みになったディエゴ(マテウス)も僕にとって頼もしい指揮者のひとりです。
それと、どれも僕の大好きな曲ばかりなので、僕自身とても わくわくしています。

夏の松本で、僕にとってとても大事なサイトウ・キネン・オーケストラと一緒に、皆さまとお会いできることを心から楽しみにしています。
そして、松本で僕たちがつくる音楽が、これからも、たくさんの人たちに届いていってくれたら本当に嬉しいです。

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2019 セイジ・オザワ 松本フェスティバル公式プログラム発表!

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 28回目の開催となる2019セイジ・オザワ 松本フェスティバルの公式プログラムを発表いたします。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が今年タッグを組むのは、フェスティバル通算5回目の出演となる名指揮者 ファビオ・ルイージ氏。SKOと松本でこれだけ再演を重ねているのは、小澤征爾総監督に次いで彼だけであり、オーケストラとの絆は回を重ねるたびに強くなっています。オーケストラ公演では、2008年に小澤xSKOが名演を繰り広げたマーラーの「巨人」と、フェスティバルでは初となる作曲家フランツ・シュミットの交響曲 第4番に挑みます。また今回はオーケストラコンサートだけでなく、オペラ公演でも指揮。合計4回、松本で指揮台に立ちます。

 もう一つのオーケストラ公演で指揮を務めるのは、昨年も松本で喝采を浴びたディエゴ・マテウス氏。2018年12月のドイツ・グラモフォン創立120周年SPECIAL GALA CONCERTでもSKOと共演を果たしたベネズエラ出身の気鋭指揮者は、同じラテン・アメリカのメキシコ人作曲家レブエルタスの「センセマヤ」をプログラム冒頭に選び、モーツァルトの「ハフナー」と、チャイコフスキーの「悲愴」を取り上げます。過去にSKOとは、チャイコフスキーのシンフォニーを2011年(第4番)と2018年(第5番)に熱演しているだけに、チャイコフスキー最後の大作と称される第6番には、期待が高まります。

 オペラでは、サイトウ・キネン・オーケストラが実に4年ぶりにオーケストラピットに入ります。世界的に人気の演出家ロバート・カーセンが、ニューヨーク メトロポリタン歌劇場で初演したチャイコフスキー:エフゲニー・オネーギンを松本でお届けできることに、いまから指揮者、オーケストラ一同楽しみにしています。

 今年、新たに加わる目玉公演は、オーケストラ コンサート“ピーターと狼。小澤総監督もかつて指揮・ナレーションを務めたことがある“音楽物語”を、《フィガロの結婚》序曲マ・メール・ロワといったオーケストラの名曲とともにお贈りします。指揮は、これがフェスティバル指揮者デビューとなる、世界的ホルン奏者であり誰よりも仲間(SKO)のことを熟知しているラデク・バボラーク氏。そして、いま人気絶頂の俳優ムロツヨシさんの語りにより上演します。スロヴァキア在住の絵本作家 降矢ななさんの絵による、舞台演出にもご注目。ご家族そろってお楽しみ頂けるプログラムです。

 今年のOMF室内楽勉強会は、10年ぶりに歌手とピアニストのためのリートデュオの勉強会が復活。白井光子氏を講師に迎え、ドイツ歌曲を中心に、奥志賀高原での合宿・レッスンの成果を発表会にて披露します。

 質の高い室内楽をそろえた、ふれあいコンサートも3公演を予定。ふれあいコンサートIでは、昨年の公演で万雷の拍手を受けた、小澤総監督の教育理念の結晶とも言うべき小澤征爾スイス国際アカデミーが再び来日。ヨーロッパでの難関オーディションを経てアカデミーに初参加する、将来を嘱望される若手や、今や世界各地でソリストやコンサートマスターとして活躍するシニアメンバーが弦楽四重奏を披露します。弦楽合奏では、奥志賀の勉強会のOBメンバーも加わります。管楽器のハーモニーを存分にお楽しみ頂けるふれあいコンサートIIでは、SKO管楽器の中核を成す名手揃いのオーボエセクションが念願のトリオを松本で披露。また、SKOに1990年から参加しており、故齋藤秀雄先生の指揮での演奏経験も多く、ソリストを務めた経歴も持つ、和波孝禧さんを中心としたブラームスの六重奏は、ふれあいコンサートIIIでの必聴プログラムです。

 今年も彩色に富んだ豊かなプログラムで、松本の夏を彩ってまいります。皆様のご来場をお待ちしております。


当初予定しておりました、小澤征爾総監督と内田光子さんの共演プログラムは、総監督の昨今の体力を考慮した結果、公演を見送ることとなりました。楽しみにして頂いたお客様には、大変申し訳ありません。昨年は松本入りが叶わなかった総監督ですが、今年は松本に滞在し、オーケストラ コンサート、オペラ、室内楽の公演、教育プログラム、オープンイベントなど、すべての公演を監督することに意欲を燃やし、また、松本の皆様とお客様にお会いできるのを楽しみにしています。

2019年 OMF室内楽勉強会 ~歌手とピアニストによるリートデュオ~ 募集要項


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©Michiharu Okubo / 2009年「サイトウ・キネン室内楽勉強会」(声楽/ピアノ)より

セイジ・オザワ 松本フェスティバルでは、小澤征爾総監督の理念のひとつでもある若い音楽家の育成に力を注ぎ、大きな成果を挙げております。
本年は白井光子氏を講師に招き、2009年以来となる、歌手とピアニストのための「リートデュオ」の勉強会を奥志賀高原にて行います。合宿形式にて約1週間に渡り徹底したレッスン、マスタークラスを行うとともに、実践の場として奥志賀高原と松本市にて2回の発表会を行うことによって、その成果を披露いたします。
つきましては、下記の通り、勉強会の開催とオーディションについて、お知らせ致します。

受講期間 2019年8月8日(木)〜8月17日(土)
場所 長野県奥志賀高原:スポーツハイム/奥志賀高原ホテル森の音楽堂
長野県松本市:松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)
内容 1)リート(ドイツ歌曲)デュオのレッスン、日本歌曲も取り上げる予定です。
2)参加メンバーによる発表会2公演(8/15 奥志賀高原、8/17 松本市)
講師 白井 光子(メゾソプラノ/カールスルーエ音楽大学教授、国立音楽大学招聘教授)
白井光子
© Masanori Hotta
参加費用 長野駅までの往路および松本駅からの復路交通費は自己負担。
(海外からの受講の場合は、渡航費の補助がございますので、別途ご相談下さい。)
受講に関する費用および宿泊・食事等の費用は当フェスティバルが負担します。
募集人数 リートデュオ6組(歌手とピアニスト計12名)程度を予定。
応募条件 2019年4月1日現在で35歳以下。音楽大学。大学院・専門学校に在学または卒業しているか、それに準ずる能力を有する方。デュオでの応募を基本としますが、歌手のみ、またはピアニストのみでの受講をご希望の場合は、別途ご相談下さい。
選考日程 2019年5月13日(月)午前から17:00頃までを予定。
選考会場 練馬文化センター 小ホール(つつじホール) 練馬駅より徒歩1分
課題曲 自由曲(ドイツ歌曲)3曲。1組10分程度を予定。
応募方法

申込書に必要事項を記入し2019年5月6日(月)必着で郵送またはメール添付にてお送り下さい。

申込書 申込書PDFダウンロード
応募締切 2019年5月6日(月)
申込送付 〒157-0066 東京都世田谷区成城5-8-17フォーレスト成城3F
セイジ・オザワ 松本フェスティバルオーディション係
お問合せ E-mail: omftokyo@ozawa-festival.com