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小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」&「ふれあいコンサートIII」終了!

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 フェスティバルの大きな魅力の一つであり、小澤総監督が「シンフォニーとオペラは車の両輪のようなものだ。両方勉強することが大事」というカラヤン先生からの教えを受け、松本で長年続けているオペラ公演も、学校公演と本公演を含めて計5回、公演されました。9月1日(土)に迎えた本公演には、1504のお客様にご来場頂きました。フェスティバルでは初の上演となる本作は、大富豪の遺産相続をめぐる、約50分の1幕劇。それぞれの楽器を特徴的に紹介する”楽器紹介”も実施し、本格的なオペラながら、オペラ初心者の方にもお楽しみいただける内容で、多くのお客様の笑いを誘いました。

 フェスティバル恒例のジャック・ズーン出演室内楽公演が、こちらも9月1日(土)に開催されました。2018OMF最後の「ふれあいコンサート」となった公演は、クラリネット×ファゴットという、普段あまり聞き馴染みのないトリオからスタート。開演時間があいにくの土砂降りとなってしまいましたが、そんな雨粒も柔らかく包み込む、軽快な音色が響きました。2曲目は、ハープの音色が印象的な、ドビュッシーの5重奏。SKOが誇る名手たちが、約5分ずつの2つの舞曲を演奏しました。
 前半の最後は、レスピーギ:ドリア旋法による弦楽四重奏曲P144。隠れた名曲を、白井圭、小森谷巧、大島亮、辻本玲の4人が見事なアンサンブルで披露しました。
 休憩をはさんで登場したのは、「ふれあいコンサート」の常連であり、小澤総監督とも親交の深いジャック・ズーン。フルートの名手である彼自身が、ブラームスのピアノ三重奏曲第1を、フルート、チェロ、ピアノ用に編曲した意欲的な1曲で、4楽章からなる36分は、まさに3人の技巧が光る名演となりました。

 2018OMF、有料公演は9月2日(日)を持って終了。9月6日(木)、7日(金)は、子どものための音楽会を松本市と長野市で開催します。松本市総合体育館で開催される6日の公演は、長野県民の方であればどなたでも入場可能(無料)。当日ご来場いただければ、ご覧いただけます。下野竜也指揮、小澤征爾音楽塾オーケストラによるベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op. 67「運命」の公演です。ぜひご来場ください。

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