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2013年小澤征爾指揮 ラヴェル: 歌劇「子どもと魔法」第58回グラミー賞にノミネート!

2016年2月16日(現地時間15日)に開催されるアメリカ音楽界最高峰の祭典『第58回グラミー賞』(ロサンゼルス・ステープルズセンター)全83部門のノミネート作品/アーティストが12月7日に発表されました。グラミー賞のクラシック部門「ベスト・オペラ・レコーディング」に2013年、小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ演奏のラヴェル:歌劇「子どもと魔法」の公演を収録したアルバムがノミネートされました。

小澤総監督は、1969年に「メシアン:トゥーランガリラ交響曲」(トロント響)で初めてノミネートされて以来、1971年に「ヤナーチェク&ルトスワフスキ」(シカゴ響)と「オルフ:カルミナ・ブラーナ」(ベルリンフィル)、1974年に「ベルリオーズ:幻想交響曲」(ボストン響)、1976年に「ベルリオーズ:ファウストの劫罰」(ボストン響)、1981年に「シェーンベルク:グレの歌」(ボストン響)、そして、1993年に「チャイコフスキー:歌劇『スペードの女王』(ボストン響)」につづき、海外録音では、今まで8回グラミー賞にノミネートされています。

今回は、小澤総監督にとって初めての日本録音作品でのノミネート、そして、サイトウ・キネン・オーケストラとしても初めてのノミネートとなり、来年25回の開催を迎えるOMFにとっては、極めて大きな励みです。

【第58回グラミー賞ノミネート 実行委員委員会からのコメント】

セイジ・オザワ 松本フェスティバル
総監督 小澤征爾
ノミネートのニュースを聞いてびっくりしています。「子どもと魔法」は僕がパリのオペラ座でデビューした時のオペラです。とても光栄です。この喜びをみんなと分かち合いたいです。


イジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
実行委員長 神澤 陸雄

このフェスティバルには、「松本から世界に向かって西洋音楽を発信する」という小澤征爾総監督の壮大な夢がありました。小澤総監督とサイトウ・キネン・オーケストラ、そしてソリスト達が創りあげたオペラが米国で最も権威と歴史のある音楽賞のグラミー賞にノミネートされたことは、本フェスティバルの方向性とその芸術性が高く評価されたものとスタッフ一同大変喜んでおります。これからも、松本発の素晴らしい音楽祭を世界中の音楽ファンに楽しんでいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。


松本市長 菅谷 昭
世界最高峰の音楽の祭典「第58回グラミー賞」に、松本で開催されたオペラがノミネートされたと聞き、フェスティバル開催都市として大変名誉で喜ばしいことと思っております。ケネディー・センター名誉賞に続き、小澤征爾総監督及びサイトウ・キネン・オーケストラの芸術性が高く評価されたと受け止めております。これを契機に、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」が、更に世界に発信できることを期待しております。

【グラミー賞ノミネート・CDアルバム】
ラヴェル:歌劇「こどもと魔法」(録音:2013年8月公演)、シェヘラザード(録音:2009年9月公演)
Maurice Ravel: L'enfant et les sortileges & Shéhérazade(DECCA/国際版 2015年8月発売)


サイトウ・キネン・オーケストラ/指揮:小澤征爾
Saito Kinen Orchestra ・ Conducted by Seiji Ozawa

詳しくは、こちらをご覧下さい。